クローブ(丁子)の奥深い世界——お香・スキンケア・歴史

gattoアロマテラピースクールの橋本由佳です。

生徒さんから珍しい沖縄のお菓子「汀砂(てぃーさー)あん」をいただきました

ペリーが来航した際に歓待のお菓子として使われたと言われる、歴史あるお菓子だそうです。現在は末廣製菓さん、または首里城茶屋さんでしか手に入らない、とても希少なもの。

中に入っているのはなんと「丁子(クローブ)」。

食べてみると——ほんのりクローブの香りがする、甘さ控えめの上品なお味。今度沖縄に行くときは必ずお店に立ち寄ってみたいと思いました。

実は私、クローブとは長いご縁があります。

27年前、まだアロマテラピーを学び始めた頃。フランス系エステブランドのゴマージュ(角質ケア)にクローブが使われていて、その香りと効果に驚いた記憶があります。

当時は「なぜエステでクローブを?」と不思議に思っていましたが、今ならよくわかります。

クローブの主成分「オイゲノール」は、抗菌・抗炎症・抗酸化作用があることが研究で報告されています。抗酸化=抗老化ですから、スキンケアにも理にかなった成分なんです。すでにオイゲノールはスキンケア化粧品にも配合されている注目成分でもあります。

 

そして丁子は仏教とも深いご縁があります。お坊様が身を清める「丁子湯」として古くから使われてきた、浄めの香料でもあるんです。

実は香料を使ったお菓子は日本に古くから存在しています。京都の「清浄歓喜団」もそのひとつ。白檀・丁子・桂皮など、手作りお香でもおなじみの香料がたっぷり入った、平安時代から続く伝統菓子です。

 

そしてもちろん、手作りお香でも丁子は欠かせません。

香りの世界では調和剤として使われ、フローラルな香りと芳香分子レベルで親和性が高い。アロマテラピーでは精油として、食の世界ではスパイスとして、スキンケアでは抗酸化成分として、仏教では浄めの香料として——丁子はあらゆる場面で人の暮らしを支えてきたスパイスです。

香りの歴史は、食の歴史とも、美の歴史とも、信仰の歴史とも深くつながっているんですね。

27年間香りを学んできても、まだまだ知らないことがある。だから香りの世界はやめられません

gattoのレッスン室で、一緒に香りの奥深さを楽しみませんか。

体験レッスンは無料。お気軽にどうぞ🌿

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