【活動報告】山梨での2日間 〜モノづくりの情熱と、生命力あふれるハーブたちに囲まれて〜
皆さま、こんにちは。
この度、2日間にわたり山梨県を訪れ、素晴らしい学びと刺激に満ちた時間を過ごしてまいりました。
今回は、興奮と感動に満ちたその2日間の様子をたっぷりとご報告いたします。
■ 1日目:プロの執念と最先端技術。圧倒された「モノづくり」の現場
1日目は、形は違えどそれぞれの分野で極限を追求する、2つの素晴らしいモノづくりの現場を体感させていただきました。
まず1軒目は、クラフトジン蒸留所の「GEEKSTILL」様へ。
天然のボタニカル(植物)の香りを、いかにしてジンという液体に詰め込むか——。
そのこだわりと職人技を間近で拝見しました。
「えっ、こんなものまでジンの素材に!?」という驚きの連続で、
植物の可能性を追求する姿勢にすっかり脱帽してしまいました。
2軒目は、「ヤマト科学」様の南アルプス工場を見学させていただきました。
ここでは、多品種小ロット生産における、モノづくりから出荷までの徹底されたプロセスを拝見させていただきました。
スペシャリストの技術と企業ロボットが見事に共同して作り上げる、
隙のないモノづくりの現場にこれまた脱帽です。
最近私にとってもなじみ深くなってきた「エバポレーター」が、
まさにこの工場で作られているのだと思うと、
一気に親しみが湧いて愛おしくなりました。
さらに、お話には聞いていた「スプレードライヤー」の実機を初めてこの目でみることができました。
そしてペプチドの合成機まで……!
「あぁ、こういう機械で薬が作られているんだな」と、最先端のサイエンスの現場に胸が熱くなりました。
ジャンルは違えど、2社に共通する「妥協のないモノづくりのすばらしさ」を改めて教えていただいた、濃密な1日目となりました。
■ 2日目:NARD JAPAN 農場研修!愛おしい植物たちと生徒の皆さまと過ごす最高の時間
2日目はいよいよ、心待ちにしていた「NARD JAPAN」の農場研修です。

朝、農場に一歩足を踏み入れると、まずは真っ黒で美しいお花「ブラックマロー」が目に飛び込んできました。
「あぁ、このお花、お茶にすると本当においしいんだよね。摘み取りたい。。。。」なんて思いながら奥へ進みます。
「ティートゥリー」は昨年より一段ともじゃもじゃと大きく成長しています。
奥にある「ロックローズ」も、今年も愛らしい花を咲かせて出迎えてくれました。
昨年よりも元気に育っているようで、まるで古い友人に再会したような嬉しさに包まれます。

午前9時30分、生徒の皆さんが続々と集まってこられました。
嬉しいことに、今年は全員が集合時間に遅れることなく、
トラブルも一切なし!
10時には最高の形で研修をスタートすることができました。皆さん、本当にえらい!!!
全体説明の後は、グループに分かれて「ローズの蒸留見学」と「ハーブ観察隊」へ。
私はハーブ観察隊にぴったりくっついて歩きました。
ラベンダーアングスティフォリア、スーパー、ストエカスの見分け方
芳樟(ホウショウ)とクロモジの葉っぱが持つ、ハッとするような香りの共通点
リンデンの蕾(つぼみ)のなんとも言えない愛らしさ
「今年のアーモンドの実、少し大きいかな?」という発見

いつもの愛おしいハーブたちをじっくりと眺めながら、
気づけば植物の周りを3周も歩き回っていました。
■ 植物を愛でる、五感のひととき
そして、いよいよお待ちかねのローズ畑へ!

今年も一面に広がる圧巻のローズたちが、素晴らしい香りとともに出迎えてくれました。
「また来たよ、今年もよろしくね」
「今年もすこーしだけ、お花を分けてね」
心の中でそう語りかけながら、せっせとお花摘みをさせていただきました。
ふと一息ついて生徒さんたちを見回すと、広大な農場の中で、それぞれが気になるハーブの前に佇み、三々五々、愛おしそうに観察されています。
そうなのです。私たちが日々使っている精油やハーブウォーターは、すべてこの目の前にある植物たちから紡ぎ出されたもの。NARD JAPANの会員だからこそ、精油の“元の姿”をこれ以上ない最高の形で観察することができるんですよね。

見て、触って、加工して、味わって、愛でて……。
「精油」というのは、あくまでも植物が形を変えた、一つの姿にすぎないのだという原点を、改めて肌で感じる瞬間でした。
どれだけ時間があっても足りないくらい、飽きることのない幸せな時間はあっという間に過ぎ、協会に戻る時間に。
最後に「クルミの葉っぱ」の驚愕するような香りにみんなで驚きながら、後ろ髪をひかれる思いでバスに乗り込みました。
■ 溢れる熱意と、贅沢な最後の実習
協会に戻ってからも、皆さんの植物への情熱は止まりません!
お昼ごはんもそこそこに、さっそく皆さんで先ほど摘み取ってきた大切なバラのお世話をしたり、「さっきの観察だけじゃ足りない!」と、それぞれお気に入りの植物のところへ再び行って観察を続けたり……。
最後のセミナーは、なんと「ジャスミンabs.」を使ったクラフト作り!
あの魅惑的で芳醇なジャスミンの香りを惜しみなく使えるなんて、なんて豪華で贅沢な実習でしょう。教室中が至福の香りに包まれる中、皆さん思い思いに素敵なクラフトを完成させていました。
セミナーが終わっても駅まで送ってくださるバスが出るぎりぎりまで協会に残られて、熱心に作業していらっしゃいました。
両手には、たくさんのお土産と、抱えきれないほどの愛おしい植物たち。
そして心の中には、この一日で紡いだ、芳しい香りの思い出を胸に皆さんバスに乗り込まれていました。
そんな皆さんの姿を見て、胸がじーんと熱くなりました。
「あぁ、毎年こうして農場研修をやり続けてきて本当によかったな」
「皆さん、本当に植物と仲良しになってきたな」
そんな嬉しさが込み上げてきます。
初めて参加される方には、植物との接し方についてなるべく丁寧にお話しし、
説明するように心がけています。
その甲斐あってか、初参加の方もいつの間にかすっかり緊張がほぐれ、
ベテランの皆さんに負けないくらい夢中になって植物と触れ合っていました。その姿が本当に嬉しかったです。
研修後には、生徒さんから「とても楽しかった!また来年絶対参加します」と、胸が熱くなるような嬉しいご感想もいただきました。
この素晴らしい農場研修を形にするために、NARD JAPANのスタッフの皆様がどれほどの時間を割いて準備してくださったのでしょうか。いつもながら、感謝の言葉しかありません。

■ 旅を終えて
2日間の旅を通して、植物や人と「本気」で向き合う方々を大勢目にしてきました。
今年の山梨の旅は、例年以上に学びが多いものとなりました。
一晩明けて、昨夜遅くに帰宅してからは、持ち帰ったバラなどの植物たちのお世話をしっかりとしました。
これからスクールの色々な実習の場面で、きっと大活躍してくれる愛おしい植物たちです。
(朝起きてからもいろいろと後片付けがあり、皆様へのご報告が少し遅くなってしまいました!)

2026年、私の「植物を巡る旅」はまだ始まったばかり……。
さーて、次はどこに行くのかな?
また旅に出ましたら、こちらでご報告しますね。どうぞお楽しみに!

